「未経験からでも、本当にプロになれるだろうか?」
「若いうちから、大きなやりがいを感じられる仕事に就きたい」
キャリアのスタートラインに立つ若手にとって、成長できる環境と仕事のやりがいは、何よりも大切な要素だ。
入社4年目にして、設計担当者としてお客様から厚い信頼を寄せられる長澤さん。専門学校で建築を学んだ彼でさえ、「経験しないと分からないことばかりだった」と語る。
そんな彼が、わずか3年で確かな成長を実感できているのはなぜか。その背景にある、伊藤工務店ならではの「人を育てる文化」と、若手の挑戦を後押しする環境に迫る。

【現在の仕事とやりがい】「長澤さんがいてくれて助かる」。お客様からの言葉が、一番のやりがい。
入社4年目、現在の具体的なお仕事内容と、一番「仕事が面白い!」と感じる瞬間について教えていただけますでしょうか。
長澤様:現在は設計部に所属しており、上司と共にお客様との定例会議に参加するほか、図面の作成、BIMを用いた建物の3Dモデルやイメージパースの作成、確認申請の資料作成や提出などが主な業務です。
一番やりがいを感じるのは、やはりお客様に喜んでいただけた時ですね。以前、私がメイン担当として小さな物件を任せていただいた際、建築に詳しくないお客様と一緒に市役所へ聞き取り調査に行きました。その時、お客様から「自分だけだと分からないから、ついてきてくれて本当に助かる」と言っていただけたんです。自分の知識や行動が、誰かの役に立っていると実感できた瞬間でした。
【入社の決め手と現在地】バイト先での偶然の出会いから、100年企業へ。
改めて、学生時代に伊藤工務店を選んだ決め手は何だったのでしょうか。
長澤様:実は、地元のスーパーでアルバイトをしていた際に、偶然お客様として来店された当社の社員の方に声をかけていただいたのが知るきっかけです。そこから会社について調べるようになり、トヨタ様をはじめとする関連企業との関わりが深く、会社の歴史も長いことから、非常に安定している企業だと感じました。また、全社親睦会や社員旅行といった社内イベントにも積極的で、雰囲気の良い会社だなと思い、選考に進みました。
入社から4年経ちますが、その選択は正しかったと感じています。私は入社後2年間は現場を経験し、その後、設計部に異動しました。部署が変わっても、現場でお世話になった先輩や同期とは、社内イベントなどで久しぶりに会って話すことができます。そういった人と人との繋がりを大切にする文化があるのは、とても楽しいですね。
【リアルなワークライフバランス】残業は1日1〜2時間。将来設計も描きやすい、柔軟な働き方。
1週間の残業時間は平均でどのくらいですか。ワークライフバランスは取れていますか。
長澤様:業務量によりますが、そこまで忙しくない時期であれば、1日1〜2時間程度です。定時で帰る日ももちろんあります。繁忙期はもう少し増えますが、それも半年に一度あるかないかといった程度なので、プライベートの時間もしっかり確保できています。
フレックス制度や在宅勤務も可能なので、働きやすい環境だと感じていますね。私はまだ頻繁には利用していませんが、上司の方々はお子さんの都合に合わせて柔軟に活用されています。将来、自分もライフステージが変わった時に、同じように働き方を選べるのだと思うと、大きな安心感があります。
【成長のターニングポイント】初めて任された物件担当。上司の視点を学び、プロへの一歩を踏み出す。
この4年間で「自分が一番成長できた」と感じる、転機になった仕事や経験について教えてください。
長澤様:やはり、初めて一人で物件を持たせてもらった経験です。それまでは上司から部分的に仕事を振ってもらう形でしたが、自分が主体となって進める中で、上司があらゆることを想定して業務を進めているのだという、今まで見えていなかった部分に気づくことができました。非常に勉強になった経験です。
もちろん、苦労もありました。建物や土地は場所によって条件が全く異なり、建築基準法以外にも地域の条例など、経験しないと分からないことが多いと感じましたね。図面を書き始める前に、市役所の様々な課を回って条例に抵触しないかを確認するのですが、後々「建てられません」となっては大変なので、その段階が一番気を使います。
この経験を通じて、計画段階で「何が未確定なのか」をはっきりさせておくこと、そして「いつまでにこの情報が必要か」をお客様に明確に伝えることの重要性を学びました。
【会社の教育・サポート体制】会社全体で、若手の成長をバックアップ。
会社の「人を育てる文化」やサポート体制について、どのように感じていますか。
長澤様:入社後3年間は、定期的に研修がありました。建築系の学校出身でない社員も多いため、基礎から学べる講習が用意されています。また、資格取得に関しても会社が全面的にサポートしてくれます。社内で資格保有者が講師となって勉強会を開くなど、支援体制は非常に整っていると感じます。
設計部はフリーアドレス制で、意匠、設備、構造など、他部署の先輩方も近くにいる環境です。分からないことがあればすぐに聞きに行けるので、質問しやすい雰囲気があります。
【給与・待遇への納得感】ボーナスは友人の倍近く。頑張りが正当に評価される。
給与面や、会社の利益を社員に還元してくれる姿勢について、どのように感じていますか。
長澤様:友人と話していると、ボーナスは倍近く違うこともあり、社員への還元は非常に大きいと感じます。最近、人事評価制度も新しくなり、上司との面談を通じて評価のフィードバックを受ける機会ができました。今期評価された点や、次に頑張るべき点を具体的に示してもらえるので、自分の成長への目標が明確になり、その頑張りがきちんと給与にも反映される、非常に整った制度だと感じます。

【職場の人間関係と雰囲気】会社全体で、一つのものづくりに取り組む。
現場では年上の職人さんなど、様々な方と関わると思いますが、スムーズに仕事を進めるコツはありますか。
長澤様:職人の方々も、若い監督が現場に来るということには慣れていらっしゃいます。こちらが変に警戒せず、最初は仕事以外の話からでも声をかけていくと、フレンドリーに接してくださる方が多いです。また、当社の場合、トヨタ様の現場に入る職人さんは、指定の安全資格を持っている必要があります。そのため、一定の基準を満たした方々と仕事ができるという安心感があります。
「ひたすらまじめに」というスローガンで言うと、現場では、支店長や役員が直接現場を視察してアドバイスを送る「現場監査」があったり、設計部でも、部署の垣根を越えて課題について相談できる「図面検証会」が設けられていたりします。会社が一体となって、より良いものづくりに取り組んでいこうという姿勢を、強く感じます。
【会社の『安定性』という武器】トヨタ基準の現場で、安全と技術の両方を学ぶ。
若手のうちからトヨタグループなどの大規模案件に携われる環境を、どう感じていますか。
長澤様:トヨタ様の現場では、技術や知識以前にまず「安全」を徹底して学ぶことができます。これは、技術者としてキャリアを積んでいく上で、何よりも大切な基礎になります。また、保全工事など比較的小さな物件も数多くあるため、自分のレベルに合った経験から一歩ずつ着実にステップアップしていける環境は、非常にありがたいと感じます。
【今後のキャリアプラン】目標は一級建築士。会社の支援を力に、次のステージへ。
5年後、10年後を見据えて、今後どのようなスキルを身につけ、どんな技術者になっていたいですか。
長澤様:まずは一級建築士の資格取得が目標です。今はその勉強を優先しているため、メインで物件を持つ機会が少ないですが、資格を取得し、自分が主体となって物件を動かせるようになりたいです。
会社も、資格取得を全面的にバックアップしてくれています。設計部内では、上司が業務を調整して勉強時間を確保してくれますし、資格を取得した先輩にいつでも質問できる環境です。また、学科試験から挑戦する人向けに、勉強の進捗会なども開かれており、手厚く支援してもらっていると感じます。

【未来の仲間へのメッセージ】働き方は、自分で選べる。伊藤工務店で、自分らしいキャリアを。
最後に、これから入社してくるかもしれない未来の仲間に向けて、メッセージをお願いします。
長澤様:伊藤工務店は、社員旅行や全社親睦会などのイベントも多く、人と人との繋がりを大切にする温かい会社です。同時に、フレックス勤務や在宅勤務など、自分に合った働き方を選べる柔軟な環境も整っています。仕事のやりがいも、プライベートの充実も、どちらも大切にしたい。もしあなたがそう考えているなら、きっと伊藤工務店は、あなたにとって最高の職場になると思います。