気づけば11年。「安定」も「成長」も「働きやすさ」も、全てが当たり前の環境だった。
気づけば11年。「安定」も「成長」も「働きやすさ」も、全てが当たり前の環境だった。

気づけば11年。「安定」も「成長」も「働きやすさ」も、全てが当たり前の環境だった。

中村 俊貴(33歳)/ 建築施工管理職 / 新卒入社11年目

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「この会社で、本当に長く働き続けられるだろうか?」
転職を考えるとき、誰もが抱くこの不安。特に、先のキャリアがまだ見えない若手にとって、企業の「安定性」と「成長環境」は譲れない条件だろう。
新卒で伊藤工務店に入社し、11年。中核メンバーとして活躍する中村さんは、その問いに「特に嫌だと感じたこともなく、気づけば10年以上経っていた」と穏やかに語る。
なぜ彼は、この会社で働き続けることを選んだのか。その”当たり前”に隠された、伊藤工務店の本質的な魅力と、若手が安心してキャリアを築ける理由を探る。

【11年間のキャリアと役割】現場の次席責任者として、日々、建物づくりに向き合う。

入社して11年、現在の具体的なお仕事の内容と、チームでの役割について教えていただけますでしょうか。

中村様:現在、一つのプロジェクトの現場を担当しており、所長は先輩が務めていますが、私は次席として現場を任されています。名古屋市の工事なのですが、書類上は私が管理技術者(責任者)という立場で提出しています。
日々の業務としては、現場の職人さんたちとの朝礼や中礼への参加はもちろん、全体的な工程管理、そしてお客様や協力会社様と共有する図面の作図やチェックを主に担当しております。現場が円滑に進むよう、様々な人との間に立って調整を行う、いわば現場の潤滑油のような役割ですね

今までのお仕事の中で、印象に残っているプロジェクトはございますか。

中村様:特に印象に残っているのは、2、3年前に担当した自動車関連の工場です。その基礎を作るために地下8メートルも掘削しました。これほど深く掘った経験はなかったので、衝撃的でしたし、多くの苦労があった分、強く印象に残っています。自分一人の力では難しかったですが、上司から多くのアドバイスをいただき、助けてもらいながらやり遂げることができました。

【入社理由と11年後の答え】学生時代に感じた「安定性」への期待は、11年経っても変わらない。

新卒で入社されたとのことですが、改めて、学生時代に伊藤工務店を選んだ決め手は何だったのでしょうか。

中村様:大学の採用活動イベントで、取引先にトヨタ自動車様をはじめとする、安定した大きな企業があるという情報を得ました。やはり、ファーストキャリアを選ぶ上では、会社の安定性は大きな魅力でした。それが一番の決め手だったと思います。
他社を経験したことがないので比較はできませんが、気づけば10年以上経っていたという感覚です。特に嫌だと感じたこともなく、社会人として、また現場監督として、学生時代に思い描いていた通りのキャリアを歩めていると思います。周りを見ても、長く勤めている人が多く、辞めたという話はあまり聞きませんね。

【プライベートと仕事の両立】家族との時間も、自分の時間も。メリハリのある働き方が実現できる。

プライベートと仕事の両立についてお伺いします。建設業界というと、休みが少ないイメージを持つ方もいますが、実際はいかがですか。

中村様:基本的には土日休みですが、現場の状況によっては土日に出勤することもあります。ただ、その場合も代休はしっかり取れます。ここ1年ほどは土日に休めており、小さい子供がいるので、今は家族と過ごす時間を大切にできています。週休2日は確実に取得できていますし、残業も1日平均2時間程度、19時頃までには終えています。もちろん、どうしてもやらなければならない時期はありますが、忙しい時期とそうでない時期のメリハリがあります。自分で仕事の段取りをコントロールできるので、このスタイルは自分に合っていると感じています。

【競合にはない『伊藤工務店の本質』】創業100年でも、常に最先端へ。変化を恐れない挑戦心。

 11年間見てきたからこそわかる、伊藤工務店ならではの、他社には真似できない強みは何だとお考えですか。

中村様:働き方改革など、時代の最先端の取り組みに会社として積極的に挑戦している点です。創業100年という歴史がありながら、古い慣習に固執するのではなく、ペーパーレス化なども含め、常に改善していこうという姿勢は素晴らしいと感じます。
もちろん、新しいことが次々と出てくるのでついていくので精一杯な面もありますが、それらが全て「残業時間削減」や「業務効率化」といった、私たち社員にとってプラスになる目的のためだと理解しているので、大いに賛成です。目的が明確なので、私たちも前向きに取り組むことができます。

【会社の『安定性』という大黒柱】どんな社会情勢でも、働き方は変わらない。それが安定の証。

コロナ禍など、社会が不安定な時期も経験されたかと思いますが、その中で「この会社は本当に安定している」と実感した出来事はありましたか。

中村様:コロナ禍で働き方が大きく変わったという感覚はあまりありませんでした。もちろん、対面での打ち合わせが減り、オンライン会議が増えるといった変化はありましたが、そうした新しい技術の導入が非常に早かったと感じます。社会がどう変化しても、私たちの働き方や会社の経営が大きく揺らぐことがなかった。それ自体が、会社の安定性を証明しているのかもしれません。

【評価と報酬への長期的な信頼】手厚い賞与は「当たり前」。社員への還元を惜しまない姿勢。

長く勤める上で、給与や評価への納得感は重要だと思います。会社の評価制度や社員への還元姿勢について、11年間を通じてどのように感じていますか。

中村様:福利厚生や社員旅行もそうですが、特に賞与は手厚いと感じます。私が知らないだけで、昔はなかった制度もあると聞いています。良い時代に入社できたのかもしれませんが、この手厚い待遇が当たり前になっている部分も含めて、生活の安定に繋がり、非常に助かっています。額面についても、はい、満足しています。

【伊藤工務店らしい社風】「何でも聞いてこい」。風通しの良さが、若手の成長を支える。

実際の職場の雰囲気や人間関係はいかがですか。若手でも馴染みやすい環境でしょうか。

中村様:とても良いと思います。私は部下となる若い世代の社員と、仕事以外のことも含めて積極的に話すように心がけています。もちろん、10歳ほど年が離れると話が噛み合わないこともあり、難しさを感じる時もありますが、「何でも聞いてこい」というスタンスでいるので、相談しやすい雰囲気は作れているつもりです。若手が一人で悩みを抱え込むことのないよう、チーム全体でサポートする文化が根付いていると感じます。

【100年企業の変化と不変】働き方は進化する。でも、お客様との信頼関係は変わらない。

この11年で会社が「変わってきた部分」と、「絶対に変わらない、変えてはいけない部分」は何だと感じますか。

中村様:変わってきたのは、やはり労働時間です。私が入社した頃は土曜日も出勤日で、週休2日ではありませんでした。今は祝日も休みになることがあり、週休2日+αが徹底されているので、社員の働きやすさは格段に向上したと感じます。
一方で変わらないのは、お客様の質の高さに裏打ちされた「安定性」でしょうか。特命で仕事をいただけることが多く、これは他社ではなかなかないことだと思います。歴史ある会社ならではの強みであり、長年かけて築き上げてきたお客様との信頼関係が一番の財産だと感じています。

【今後のキャリアプラン】次は自分が利益を生む番。上司の背中を見て、次のステップへ。

今後、どのようなスキルを身につけ、どんなキャリアを築いていきたいですか。

中村様:今はまだ現場の予算管理に深くは関われていませんが、今後はコスト意識をより高め、利益を上げるという点でもっと会社に貢献できるようになりたいです。現在は上司が主導で進めているので、その仕事ぶりを間近で見ながら積極的に学び、次に自分が担当する時のために準備をしています。会社が成長の機会を与えてくれるので、それに応えたいという気持ちが強いですね。

【未来の仲間へのメッセージ】必要なのは知識より「人柄」。コミュニケーションが未来を拓く。

新しい仲間に、どのようなことを期待しますか。また、この記事を読んでいる未来の仲間に向けてメッセージをお願いします。

中村様:何よりも「元気」と「明るさ」ですね。入社時点での知識や経験よりも、人と話すことが一番重要だと個人的には思っています。私たちの仕事は、社内の人間だけでなく、協力会社の方々や職人さんなど、多くの人と関わりながら進んでいきます。コミュニケーション能力があれば、現場を円滑に進める上で大きな武器になります。
現場監督は、管理者として一つの建物を創り上げる、非常にやりがいのある仕事です。そこには格別の達成感がありますし、自分の考えや工夫で仕事を進められる楽しさもあります。興味がある方は、ぜひ挑戦してみてください。